3/27/2012

Hash Trash 2012 March 25 ダンのトレイルが意外にも良かった件について

最近めっきり参加者が少なくなっている佐世保ハッシュ。Facebookのイベント案内に賛同してくれたのは、ジョン(フリーマン)とマイケル(ビューティーマン)とランニング狂のみ。ヘア(Hare:コースを作る係)を名乗り出る者もおらず、何人集まるかも分からず、結局今回もピックアップハッシュ(Pick Up Hash:ヘアが見つからない時の最終手段。集まった中から、その場でランダムにヘアを選出し、捕まった地点でヘアを交代する方法。最少敢行人数2名を下回れば中止)。いい加減ウンザリではありましたが、アクセスが容易なニミッツパークUSOを集合場所としました。結局参加したのは、私以外にデビッド(ここ最近皆勤賞&ビール係)、ダン(同じく皆勤)、ジョン(1年かかってようやく4回目)、テディー、サチ、ジョージアナ、クリナ、トモクボさん、初参加のエリ、ケリーの総勢11名と、近頃にしてはまずまずの集まりとなりました。しかし参加表明していたマイケルは結局現れませんでした。スタートにあたり、誰が最初のヘアをするか検討がなされ、ダンはデビッドを推しましたが、逆指名される形でダンが貧乏くじを引き当てました。「仕方ないなあ」という反応を見せつつも、実際には事前にかなり作り込まれたトレイルであることが後に明らかとなりました。トレイル(Trail:ハッシュにおいては単にコースの意)はアルバカーキー橋手前から佐世保川沿いを進み、国際通りに辿りついたところでブーブチェック(Boob Check:女性が先にコースを探さないといけない。スローダウンさせる手段)。しかし今回はレーシスト(Racist:ここではレース好きの意)の新人ケリーの頑張りで楽にクリア。国際通りを国道35号線方面へ向かい、させぼ公務員オブビジネス前から市役所方面へ進みました。そして中央保健福祉センターから再び佐世保川を渡り、弓張方面へ向かいました。佐世保女子高周りから比良町の車道に出たところでトレイルを見失ってしまいました。しばらく手こずってしまい、「また最低のトレイルになりそうだな」と予想されましたが、原因はインターセクション(Intersection:一般的にはチェックポイントと言われる。この地点からコースが枝分かれしており、正しいコースを探さなければならない)の見落としでした。「犬が吠える方面が正解」というセオリーも失念していました。佐世保女子高前から階段を登り、ここを抜けた後がお約束のシギー(Shiggy:薮、沼地、岩場などの未開の悪路)。竹林を抜けると山道に出ました。しばらく進むとCB3(Check Back:元に戻れ。この場合、数字の分だけマークを逆戻りする)がありましたが、戻った地点から進むべき道がありませんでした。そうしていたところ近所のオジさんが、「こっち、こっち」と言う方向へ進みました。トイレットペーパー(Toilet Paper:シギーでは必須のマーキングアイテム。最近では毎回使用されている)を辿っていくと、途中で印が消失。もう一度注意深く探していたところ、再び同じ道に出てしまいました。よくよく考えてみるとチェックバックで戻った地点に出たようで、逆走していたことが分かりました。再び本トレイルから先に進みましたが、「この道を抜けるには民家の庭を通過しなければいけない」という経験的予想を裏切って、再びシギーに突入。意外にもしっかりしたトレイルで車道に出ました。その先の「私道につき立入禁止」と表示された道を下ったところで、人様の家の門を飛び越えるよう指示が出されました。しばらく下ったところで今回連発のブーブチェック。しかしジョンやデビッドは先行しているにも関わらず、完全に無視されており手つかずの状態。ケリーの到着を待って進むと、清水町付近でダンを発見。14:58ジョンにヘアスネア(Hare Snare:ヘアを捕獲すること。ピックアップランの場合、捕まえた者が続いてヘアとなる)されていました。しかしカナダ人であるが故に英語の綴りは苦手のようです。規定通り5分後にラン再開。石坂町から清水中学校に下り、佐世保こども女性・障害者支援センターの周囲を回り、国道204号線へと出ました。亀山八幡宮から西方寺、ビジネスホテル東京、国際観光ホテル万松楼と国道から1本入った小道を進み、さらに九品寺から宮地嶽神社横の階段を登り、中央公園に入りました。病的ショートカッター(Short Cut:ヘアのマーキングを無視して近道しようとする行為。必ずしも早く辿りつける訳ではなく、大体迷ってしまうのがオチ)のデビッドに当て付けのような「近道禁止」の指示に従ってジャングルジムを進み、中央公園を抜けました。最後は交通公園から名切グランド、市立図書館を通り、国道35号線を横断して、スタート地点のニミッツパークUSOで15時40分フィニッシュでした。走行距離10km、走行時間2時間。シギーや未開拓ルートもあり、なかなか充実した内容のランでした。ダンもようやく三流ヘアの汚名は払拭されるかと思われましたが、デビッド曰く「無計画だったから良かった」とのこと。まだまだ一流への道のりは長そうです。16時よりダウンダウン(Down Down:ランの後の打ち上げ。反省会みたいなもの)開始。今回もデビッドらしいビール(Beer:ハッシュの公式飲料)のセレクションでした。さらにデビッドの粋な計らいで、誕生日のダンケーキ贈られ、みんなに振る舞われました。しかし3月も末というのに、まだまだ屋外は風が冷たかったです。ダウンダウンでは新人の紹介、速い人や遅い人、久し振りの人、近く誕生日を迎える人ロシア人のような人女性全員など様々な理由で一気コールがかけられました。寒かったことと、デビッドは嫁が迎えに来たということもあり、1時間程で終了しました。大幅に遅れてジョージも合流し、まだ早い時間でしたが、腹減ったということで、そのままオンオン(On On:ランの後の自由参加の食事会)でツナツナに行きました。予約もせずに10名なだれ込みましたので、好き勝手に注文しないように料理はおまかせでお願いしました。パスタ、ピザ、チキンが出され、満腹になったところで、有志で二次会に行くことになりました。セーラータウン(Sailor Town:狭義ではいわゆるセーラータウン横丁と称される湊町のチサングランドホテル脇の一角をさすが、広義では栄町、常盤町、松浦町を含むエリアの、特に外国人を相手に商売する飲み屋を指す。セーラータウン通り、パラダイス通り、アメリカ通りなど通りに名前が付けられている)はやめようぜ、ということで、酒タウン(Sake Town:山縣町付近の飲み屋界隈。セーラータウンに対して使用される表現)に向かいました。ジョンの提案で、オンオンとしては珍しくカラオケボックスDio-19でした。ここでようやくチカが合流。さらに見知らぬカップルも合流して今夜も盛り上がりました。次回のランは暦の関係により、4月分を前倒しで3月31日(土)バートゥーバーラン(Bar-to-bar Run:夜の飲み屋はしごラン。通常は毎月第1土曜日に開催)を行います。さらに4月は花見シーズンですので、満開が予想されている4月8日(日)恒例の花見ランを行う予定です。桜前線の動きによっては、バートゥーバーの翌日4月1日(日)が二日酔い花見ランになるかもしれません。その他の4月の予定は14日(土)、22日(日)、29日(日)全て昼間ランです。ヘア募集中ですので、皆さん奮ってご応募ください。スタートはできればニミッツパーク以外でお願いします。ミネトモキ

3/13/2012

Hash Trash 2012 March 11 頑張れニッポン。シギーあり、階段ありの哀悼ラン

東日本大震災から早くも1年。多くの尊い命が失われたことに、深い哀悼の意を捧げます。ハッシュで地域を盛り上げることも我々ができることの一つ。しかし今回もヘア(Hare:コース作る人)やってくれる人がいなくて、本当は県の電話相談員の仕事が入っていたのですが、わざわざ他の病院の人(しかしその人がFacebookの友達だったため写真でバレバレ。しかもビール飲んでいる姿のみ)に代わってもらい、結局また私がヘアをすることになりました。といってもトレイル(Trail:ハッシュのコース)温存していた訳ではなく、とりあえず「JR佐世保駅集合、スタート場所未定」と、Facebook、ホームページ、メーリングリストでそれぞれ告知を行い、ギリギリ前日の土曜日にコース探しに出かけました。飲酒が主目的の集まりですので、特にここ数年は「佐世保中心地より徒歩又は公共交通機関を使っても往復500円程度で行ける場所」という条件でコース作りに努めてきました。そのためどうしてもコースがワンパターンになりがちなのですが、不思議なことに未だ使われたことがなかったJR日宇駅をスタート地点と決めました。また階段とシギー(Shiggy:ハッシュ用語。林や沼地など道なき道。志賀潔が発見したシゲラ菌Shigellaが語源)も不可欠という佐世保ハッシュの理念を遵守すべく、せっかくの休日でしたが6時間以上かけてコースを探しました。しかしFacebookのイベント参加表明者は前日まで主催者含め3名。当日集合場所のJR佐世保駅に集まったのは、ヘアの他サチ、チカ、ジョージ、ダン、デビッドの総勢6名で、昼間のランとしてはかなり小規模な集まりとなりました。一行はシーサイドライナー日宇駅移動。新人さん不在のためチョークトーク(Chalk Talk:ルール説明)も不要で、簡単に準備をして、いつもより早めの13時36分にヘアがスタート。規定通り12分待機して追跡が開始されました。トレイルは国道35号線を白岳町方面へ向かい、日宇スポーツセンター横の歩道橋から烏帽子岳方面に行くと見せかけて、日宇川沿いへと進みました。さらに佐世保メタルなど工場地帯を通り、トライアル佐世保大和店裏からチェックバック(Check Back:仕掛けの一つ。元に戻れのサイン)でフェンス脇の小道抜けましたやまと台団地内を進み、介護老人保健施設サンを通り、再びチェックバック(数字の分だけ元に戻る)で団地を抜けました。さらに路地通って、福石小学校付近まで進んだところから、天神町方面へ方向転換しました。路地ではダンが相変わらず各方面チェックしてくれたようです。東公園から天神山周辺への遊歩道からシギーへ突入。今回はトイレットペーパー(Toilet Paper:マーキング用具の一つ。チョークや小麦粉が使いづらい林や茂みの中で有効)もたっぷり使用して、菅原神社へ登り詰めました。ここから本当は全員一斉に100段以上の階段を降りてもらいたかったので、ブーブチェック(Boob Check:早い男性を足止めする手段。女性が先にコースを探さなければいけない)を施しましたが、常習的ショートカッター(Short Cut:近道。せっかくヘアが作ったコースを台無しにすること)のデビッドは階段を無視して展望台へ先回りしてしまいました。佐世保港を見渡した後、旧佐世保市教育センター脇荒れ放題の通路を通り、大黒町へ出てきました。ここでヘアは20分勘違いして、1分間の黙祷を行いました。ここからさらに町から離れ、再び佐世保港を眺めながら天神公園方面へ進みました。当初は天神公園でのフィニッシュを予定していましたが、たまたま見つけた米軍佐世保弾薬補給所フェンス沿いからのシギーを下り、佐世保みなとIC付近に出ました。ここで東日本大震災発生時刻の14時46分となり、サイレンが鳴り響きました。慌てて再び1分間の黙祷を行いました(後から聞いた話では、他はまだ菅原神社に到着した頃でした)。不謹慎にも発泡酒の空き缶が放棄されているのを横目に(ゴミ拾いランではちゃんと回収します)、佐世保競輪場から港沿いを進みました。デイリーストアから佐世保市中央卸売市場を通り、佐世保駅港口広場では対岸まで泳いで渡るルートを全員が無視したためBT(Bad Trail:間違った道を示すマーク)を進んでしまい、最後は迷ってしまったようです。一方ヘアは15時20分に余裕でフィニッシュ。ビール係(Beer Meister:ハッシュでは要職の一つ。安価な米国産ビールを入手できる者が望ましい)のデビッドが到着するまで待っていましたが、20分遅れでダンが到着。他の人もすぐに現れるかと思いきや、なかなか戻ってきませんでした。ダンは「どうせここだろうと思って真っ直ぐ来た」とのこと。それからさらに30分程遅れて全員がフィニッシュ。16時20分からダウンダウン(Down Down:ランの後の打ち上げ。ここで提供されるビールや菓子類は参加費500円に含まれる)がスタート。1番の人ヘアが飲まされ、早い女性遅い女性も飲まされました。デビッドにより佐世保ハッシュの新しいTシャツが披露され、ごたごたしていたところ、もう一度最初からやり直しということで、素晴らしいトレイルを作ったヘアが、デビッドの指揮により祝福されました。しばらくお休みしていたジョージ飲まされることになりましたが、あまりにも寒いということで、とっととスイングロー(Swing Low, Sweet Chariot:ダウンダウンの締めの挨拶のような儀式)を済ませて17時15分には終了しました。オンオン(On On:ダウンダウン後の自由参加の食事会)は酒タウンの闇市で焼肉でした。一部はさらにワインクラブザッコで軽く飲んで全行程終了となりました。参加人数激減していますが、ハッシュは毎週行っていきます。次回のランは3/17(土)昼間ランですが、またもやヘアがいませんので、またピックアップ(Pick Up Hash:当日無作為に選ばれた人が最初のヘアを行い、捕まえた人が次のヘアとなるというルール)を行います。その日は聖パトリックの祝日(St Patrick's Day:アイルランドの祝日。多くのハッシュではGreen Dress Runが行われる。当然ドレスコードは緑)ということで、ダンの提案により、夜はバートゥーバー(Bar-to-bar Run:夜の飲み屋はしごラン)も併せて行う予定です。皆さんお誘い合わせの上、是非ご参加下さい。ミネトモキ